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ここには、よくある質問とその回答を紹介させていただきました。 漢方薬を飲み始めるには、色々と不安が付きまとうと思いますので、遠慮なく、ご自身が納得できるまで、ご質問いただければと思います。 体を治すためには何よりもご自身が納得して、「治そう」と思う気持ちが大事です。 不安を抱えた、いわゆる「気のめぐりが悪い」状態でお薬を飲むよりは、「さあ治そう!」と前向きな気持ちで始める方が、効果も良いのです。 お薬を飲んでいる最中の方も、これから漢方薬を飲んでみようかと思う方も、もし不安や疑問があるのなら、それを解消するために、ご質問なさってください。 |
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漢方薬に副作用はない? |
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漢方薬といえど、100%副作用がない、と言い切れるものではありません。 最も多く見られる副作用は胃もたれ、胸焼けなど、漢方薬が胃に負担をかけてしまった事によるものです。 特に、地黄(じおう)が配合されている処方で現れることが多く、胃腸の弱い人は注意が必要です。 基本的に漢方薬は空腹時の服用が効果的ですが、胃の弱い人、あるいは胃が弱っている時には負担をかけてしまう場合があります。 あらかじめ分かっている場合には、食後の服用と決めても良いですし、空腹時に服用していて、胃症状が出たら食後の服用に切り替える、あるいは少し休薬して胃の回復を待つ、などでほとんどの場合は問題なく続けていただけます。 食後の服用でも胃もたれする場合は、他の処方に切り替える必要があります。 地黄以外には、麻黄(まおう)、当帰(とうき)などでも、胃症状が出ることがあります。 また、大黄には排便を促す効果がありますので、体質によっては下痢することがあります。 麻黄(まおう)は咳止め、風邪薬、関節痛の薬などによく配合されていますが、心臓に疾患のある方は使えない事があります。 甘草(かんぞう)は非常に多くの漢方処方に配合されていますが、時にむくみを起こさせることがあります。他に服用しているお薬との併用や、体質によってむくみが出やすい事があります。また、漢方薬を複数組み合わせて服用する場合に、甘草が重複しやすいので、注意が必要です。 以上、現れやすい例として挙げましたが、体質に合わないものを服用した為に起こる現象、と言う方が正しい場合が多いでしょう。 漢方薬を選ぶ際に詳しく問診することで未然に防げることが多いですので、問診を受ける際には、必ず正確にお答えいただくことが不可欠です。また、ご心配な場合には必ずその旨を伝えて下さい。 もし、漢方薬を飲み始めて、何か気になる症状が出たときには、すぐにお薬を購入された所にご相談ください。 |
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漢方薬は妊娠しても飲める? |
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ごく一部、妊娠初期でも安心して服用できる処方があります。ひどいつわりの時に吐き気などの胃腸症状を軽減する目的のものや、不妊治療、流産防止などの目的で使える漢方薬などです。 ただし、これらはほんの一部の処方に限られたことであり、いくら漢方薬といっても妊娠中、特に器官形成期・妊娠6〜11週には服用を控えるにこしたことはありません。 妊娠中には便秘をしやすくなりますが、安定期に入るまでの期間の便秘薬の服用は禁忌です。 なるべく食事や水分の摂り方でお通じがつくように心がけて下さい。 また、お通じにとっても妊娠中の体にとっても冷えは禁物です。体を冷やさないように、特に足元のひえには注意をして、お過ごしください。 |
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漢方薬は長期間飲まないと効果が出ない? |
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よく言われていることですが、これは一概には言えません。 漢方薬でも胃腸薬や風邪薬、関節の痛みのお薬など、即効性のある処方がたくさんあります。 飲んでその日のうちから効果が感じられるお薬もありますので、「漢方薬=何ヶ月も飲まないと効果が出ない」と言うのは誤解です。 ただし、お薬によっては確かに長期間飲み続けないと効果の現れないものもあります。 例えば、アレルギー疾患の体質改善、高血圧や糖尿病など生活習慣病、夜間頻尿などの排尿障害などを目的とする場合には、長期間服用することを念頭に置いていただいた上で、服薬を始められることをお勧めします。 だからと言って、最初から3か月分とか半年分のお薬を購入されることはあまりお勧めできません。 漢方薬と言えど副作用が出る可能性がありますし、体に合わないものを続けることは出来ません。 最初のうちはお薬によって不都合が何も出ないかどうかを確認する事も大切な事です。もしその時点で不都合が出たら、必ず相談して、続けるか他の処方に変えるかを決めなければいけません。 また、人間の体は様々な環境の影響を受けて、体調に波があります。それはお薬を飲んでいても同じ事で、季節によるものや、生活やお仕事の影響なども大きく作用します。体質改善のための漢方薬を服用していても、体調は毎日変化しますので、大きく変わったときには必ずご相談の上、その時の体調に合わせた物に変更することをお勧めします。 |
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漢方薬は苦い? |
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漢方薬そのものの味は、苦味を持つ物が多いかもしれませんが、中には苦味のないお薬もたくさんあります。 最近は丸剤、錠剤、顆粒など様々な形態が製剤されているので、普通のお薬とほとんど変わらないお手軽さで飲んでいただけると思います。 顆粒状のお薬は1回分ずつ小分けになっているので、持ち運びにも便利です。 また当店で取り扱っている小太郎漢方製薬のエキス錠は、漢方薬のエキスを錠剤にして、さらにフイルムコーティングしてありますので、においや味は全くありません。 粉薬が苦手な方には、錠剤や丸剤をお勧めしますので、とりあえずは一度ご相談になってみてください。 |
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漢方薬は煎じないといけない? |
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今でも「漢方薬=お鍋でコトコト煎じないといけない」と思っていらっしゃる方は多いです。 しかし、上にも書きましたが、今は錠剤、顆粒、丸剤などに製剤されているお薬がたくさんありますので、必ずしも煎じないと飲めないと言うことは全くありません。種類もかなり豊富です。 ただし、煎じ薬は個人の体質やその時の体調に合わせて細かな調節が出来ますし、製剤化されていないお薬を作ることが出来るので、やはりとても有用なのです。 お客様のご希望で煎じ薬をお作りすることも出来ますし、逆に体質をお伺いした上で、煎じ薬をお勧めする場合もあります。 煎じ薬の場合、1日分ずつをティーバックにお作りします。それを持ち帰ったら、麦茶を炊くような要領でお鍋で炊くだけですので、案外お手軽です。 ぜひ一度トライしてみて下さい。 |
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漢方薬は高い? |
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お薬の種類によって様々です。 一般に、錠剤や顆粒、丸剤などになっているものであれば、半月分が3,000円〜4,000円台、と言ったところでしょうか。 問診をして、もし何種類かのお薬を組み合わせた方が効果が良いと判断されたら、そのようにお勧めします。また、漢方薬だけではなく、健康食品にも良いものがたくさんありますので、いろいろなものを組み合わせる場合があります。 ただし、体質改善の為にはある程度の期間、服用を続ける必要がありますので、金銭的に無理なく続けられる範囲でお選びいただくことが大事です。 こちらとしては最善の方法と考えて複数お勧めするのですが、無理をして最初だけ購入、その後金銭的に無理があって続けられないとなると、全く無意味で終わってしまいます。 金銭面はとても重要な問題だと分かっておりますので、どうぞ遠慮なくその旨をお伝えください。 また、お茶も最近は注目される機会が多く、お問い合わせが増えております。 お茶でしたら、1種類1,000円台〜3,000円台くらいと、大変お買い求め安い金額です。当店では、専門の生薬問屋さんから信頼できる商品を取り扱っておりますので、安心してご購入いただけます。 また、店頭に並べていないものでも、取り寄せられる商品が多数ございますので、何かご希望のものがありましたら、お気軽にお問い合わせください。 |
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今飲んでいる漢方薬は本当に私に合っているの? |
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よく、このご相談をいただきます。 当店でお勧めした漢方薬の場合には何も問題はありませんが、困ってしまうのは他の病院や薬局、薬店などで入手された漢方薬に対するご質問です。 漢方や中医学の知識を持った人なら、体の事を詳しく聞いて、医療機関であれば検査、腹診などもした上でお薬を選んでいるはずで、順を追って治療方針を持っていると考えられます。その途中の段階で、他の立場から口を出すのは、誤解を生み易い事です。 治療やお薬に疑問があるときは、まずはお薬を出してもらった所で、正直にお聞きになってみてください。 納得のいく答えが返って来る場合には、信頼して治療を続けてください。 もし、納得のいく答えが返ってこなくて不信感を持ってしまう場合には、改めて別の所でご相談されるのは良いことかも知れませんね。案外、同じ答えが返って来て、再度納得、と言うケースも多いです。 漢方薬で治療をする場合、診る人によって、アプローチの仕方が違うと言うことは良くあることです。 目指す所は同じ「健康体」であっても、どの部分から手を付けていくかは診る人によって違うかも知れません。 特に漢方の場合、病名によってお薬が決まっているわけではありませんので、同じ病名でも、体質が違えば全く違うお薬を使います。 一度でも問診を受けられたことがあればお分かりいただけるかと思うのですが、本当に細かい質問のやり取りを繰り返して、お薬を絞り込んでいきます。それでも尚且つ、選んだお薬が100%合うかと言うと、残念ながらそうではない場合もあるのです。 しかし、その方の体の特徴、生活習慣、食習慣、性格などを把握していれば、別のアプローチ方に進めます。 また、患者様本人が最も治してほしい症状(主訴)があっても、他の部分を治してからでないと主訴に手を付けられない事も多いのです。 例えば、その途中の段階で、「お薬が効いていない」と言って別の所でご質問になると、本当は次の治療が待っていたかも知れないのに、それを捨ててしまった事にもなりかねません。 最近は、薬店やドラッグストアなどでも漢方薬を販売されています。薬の箱の効能書き見るとお薬を選べる場合もあります。 体質に合えば全く問題ないのですが、効能書きだけを見てしまうと、本来必要な効能と逆の物を選んでしまっているケースが少なくありません。作用の穏やかな漢方薬でも、逆の作用のお薬を飲めば、かえって具合が悪くなることがありますので、ぜひ専門家に相談されることをお勧めします。 もし、ご自分で選ばれた漢方薬が不安であれば、どうぞお気軽にご相談ください。 また、「これこれのお薬を飲んでみたいと思うのですが、どうですか?」と言った質問でも良いかも知れませんね。 |
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